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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

『フルスイングをもう一度』 に感動 

女子ソフトボールといえば、北京オリンピック(2008)で金メダルを獲った日本代表チームや
ピッチャーの上野選手が有名ですが、私にとっては宇津木妙子さん(元日本代表監督)が
すべてと言っても過言ではありません。
監督としてシドニー五輪(2000年)銀メダル、アテネ五輪(2004年)銅メダルと輝かしい成績を残し、
選手への厳しい指導や速射砲ノックでも有名な闘将でしたが、
宇津木さんの生き様とメダル獲得までの苦労を描いたプロジェクトX(またか、と思わないで下さい)には
大変感動しましたが、その感動を再び思い出すようなストーリーに出会いました。

CLUB北九州というソフトボールチームをご存じでしょうか?
日本女子リーグ2部アドバンスセクションに参加するクラブチームです。
そんなチームを率いているのが監督兼選手の原田明香さん。
原田さんと彼女を慕ってついてきた選手たちを描いたドキュメンタリー番組「フルスイングをもう一度」に
惹きこまれました。

チームのルーツは東芝北九州女子ソフトボール部ですが、2012年9月の北九州工場閉鎖に伴い、
女子ソフトボール部も廃部となってしまいました。
選手たちはソフトボールを辞めて会社に残るか、会社を辞めてソフトボールを続けるか、決断を迫られましたが、
諦めきれない原田さんは自らが監督となって『CLUB北九州』を立ち上げると、
一度は引退を決めたものの撤回して原田さんについてくる選手たちもいました。

それまでは会社の恩恵を受けて恵まれた環境の中でソフトボールをしてきた選手たちにとって、
これまでにない辛く厳しい日々が続きます。
仕事を優先しての練習スケジュール、スポンサー探しに奔走、試合会場ではチームグッズを販売しての活動資金集め、
建物からもれてくる明かりや車のヘッドライトを利用しての夜間練習、使うボールはボロボロ・・・・
それでも一部昇格の夢を追い求めて日々練習に励み、試合に臨む選手たち。
時には笑い、時には泣き、時にはぶつかり合う。
新しいボールやユニフォームをが届いて喜ぶ選手たちの屈託のない笑顔が何とも魅力的で、
彼女たちの純粋さが伝わってきます。

それにしても監督兼選手としてチームをまとめていく原田さんの苦労は、
画面からだけでは分からないほど大変だったことでしょう。
しかし自らを飾らずありのままの自分を選手たちにぶつけていく原田さんの姿こそが、
選手たちの心を動かしたのではないかと思います。

ぜひとも『CLUB北九州』の皆さんにお会いしてみたくなりました。

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