FC2ブログ

ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

気になる奴 #3 山口良治 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)


私は自分が小学生から中学生の頃にテレビ放映していた青春ドラマが大好きで、
結構夢中になって見ていました。特に初期の作品である、
「青春とはなんだ」、「これが青春だ」、「でっかい青春」、「飛び出せ!青春」は
再放送も含めて本当に良く見たものです。
そのドラマの中で生徒たちが取り組むスポーツは、ラグビーかサッカーでした。
先生役も、夏木陽介、竜雷太、竜雷太、村野武範という順番でしたが、
そのあとの中村雅俊演じる先生役のキャラクターがどうしても好きになれなくて、
以降青春ドラマを見ることはほとんどなくなってしまいました。

そして1984年、私が既に成人(社会人)になってからスタートしたのが「スクールウォーズ」でした。
なぜその歳になってまで青春ドラマを見ようとしたのかはっきりと思い出せませんが、
実話をもとにした題材に興味を引かれたのと、かつて私が好きだった青春ドラマと同じ硬派的なイメージを
感じたからだったと思います。

落ちこぼれ軍団の奇跡

この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録である。
高校ラグビー界においてまったく無名の弱体チームが荒廃の中から健全な精神を培い、
わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じ、その原動力となった信頼と愛を
余すところなくドラマ化したものである

芥川隆行さんの、あの独特のトーンのナレーションが今でも頭の中に残っています。
この「スクールウォーズ」がきっかけで、私は山口良治さんという存在を初めて知りました。
ドラマの主人公滝沢賢治先生役のモデルが山口良治さんですが、
当時はドラマが面白くて実在の山口先生よりもドラマの滝沢先生の方に夢中になっていました。
このドラマに影響を受けてラグビーを始めた人が多いそうですが、私はもう大人になっていたせいか
そういう気は起きませんでしたし、ラグビーというスポーツ自体にもまだ興味を持つことはありませんでした。
私のプロフィールにも書いてありますが、私がラグビーを好きになったのは1990年からです。

では私が山口良治という人物に興味を抱いたのはいつかと言いますと、
2000年11月にNHKで放映されたあの番組でした。
新聞の番組欄を見てスクールウォーズのモデルになった話だとすぐに分かりましたので、
ワクワクしながらテレビの前に座りました。

京都に伝説のラグビーチームがある。伏見工業高校ラグビー部。
全国制覇2回。これまで平尾誠二、大八木淳史など日本代表を輩出してきた。
しかしこの高校はかつて京都一荒れた学校と呼ばれていた

田口トモロヲのナレーションで始まるプロジェクトX『ツッパリ生徒と泣き虫先生』は
私に強烈な印象と猛烈な感動を与えてくれました。
泣き虫先生の生徒たちに対する深い愛情と熱い情熱、
その先生の影響でツッパリをやめて真剣にラグビーと向き合い始め、
大きく変化・成長する生徒たちの姿に、私も泣かされました。
こんな出来事が本当にあったなんて信じられないくらい、
ドラマをはるかに凌駕する感動の物語だと思いました。

山口良治

そんな山口良治さんが、京都市の「京都スポーツの殿堂」に殿堂入りし、
その記念に9月7日から京都アクアリーナにて『ラグビーと歩んだ55年の軌跡』展がおこなわれます。
村上晃一さんの「ラグビー愛好日記」でそのことを知った私はすぐに京都行きを決意し、
拙ブログにても記事にしました。

伝説の泣き虫先生をひと目この目で見てみたいと京都行きを楽しみにしている矢先、
8月26日放送の「ラグビーウィークリー」を見ていたら、
名物コーナー『ワイルドな奴』で山口良治さんがとりあげられていました。
インタビューで、かつて伏見工業高校に赴任してきた時や
花園高校に大差で負けた時の話をされており
再びプロジェクトXを見た時の感動が甦ってきました。

そして何よりも一番驚いたのが、山口良治さんが持っている夢の話しでした。
そのことを直接ご本人が語った映像はなくナレーションでの紹介でしたが、
その夢とは「ラグビーミュージアムをつくること」と・・・。

この言葉に私は興奮しました。
憧れの泣き虫先生が、私と同じ夢を抱いている。
先生の描いているミュージアムと私のそれがまったく一致するかどうか分かりませんが、
「ラグビーミュージアム」というキーワードにおいて同じ夢を共有している。
それだけでも十分です。ぜひ泣き虫先生にお会いしたい、
そしてその夢を具現化するために微力ながらも協力したい。
そんな気持ちで一杯です。


恒例の締めです。

私にとって、山口良治とは・・・
自分が高校時代にラグビーを教えてもらいたかった先生であり、
ラグビーミュージアムという同じ夢を一緒に実現していきたい人である


category: 気になる奴

TB: 0    CM: 0   

スポーツジャーナリスト 生島淳さん 

生島淳

8月23日、村上晃一さんのラグビー愛好日記トークライブに参加しました。
この日のゲストはスポーツジャーナリストの生島淳さん。

お名前はもちろん知っておりましたが、直接どころか実はお顔を拝見するのは
メディアを通しても無くて、この日が初めてでした。
想像していた姿とはまったく異なり、また仕事上の知人に雰囲気が良く似ていたので
とても親しみが湧きました。見た感じ年齢よりもぐっと若く見えます。

話題の豊富さだけでなく、視点の鋭さ、ユニークな語り口など、
まったく人を飽きさせない不思議な魅力を持った方でした。

今後、生島さんの書くコラムを読むのが一層楽しみになってきました。

category: 一般

TB: 0    CM: 0   

剛と鋭 

録画しておいたザ・ラグビーチャンピオンシップ
南アフリカvsアルゼンチンを観ました。

前半は双方の激しいボール争奪戦的なゲーム展開でしたが
後半に入るとボールが大きく動く展開になり、
南アフリカのスピード感溢れる力強い攻撃が炸裂。
終わってみれば73-13と南アフリカが大差で圧倒しました。

こうなってくると、ニュージーランドと南アフリカのゲームが
どんな戦いになるか楽しみになってきました。

両チームのスピードは同じくらいのように感じましたが、
力強さという点で南アフリカが上回り、
しなやかさ(上手さ)という点でニュージーランドが上回る。

例えて言うならば、
南アフリカが破壊力のある「剛」の刀に対して
ニュージーランドは切れ味の良い「鋭」の刀。
そんなイメージでしょうか。

9月14日の激突が待ち遠しいです。

category: 試合

TB: 0    CM: 0   

やっぱり、いい奴だった 

昨夜19日のBS朝日「ラグビーウィークリー」のゲストは
クボタスピアーズ立川理道でした。

拙ブログ中の記事「気になる奴#1」にも書きましたが
彼の人柄の良さをあらためて確認しました。
番組MCの矢野さんやコメンテーターの村上さんから質問された後
誠実に答える彼の姿にはとても好感が持てます。
母親や好みの女性について話が及んだ時には
ちょっと顔を赤らめながら恥ずかしそうに答える。

ラグビーをしている時には、あんなに強くて逞しいのに
普段は誠実そうでちょと控え目な感じ。
そのギャップは年上の女性の母性本能を刺激するのでは?

それにしても体が大きかったです。
180cm、95kg
体の幅、厚み、そして腕の太さが凄かった。

クボタは今年からトップリーグに復帰。
立川選手はトップリーグ初参戦となりますが、
思う存分暴れまくって欲しいものです。

いずれグラウンドで会える日を楽しみにしていますが、
彼が希望する呼び名「ハル」はちょっと恥ずかしいので、
ごく普通に「タテカワ」と呼ばせていただきます。

category: 思うこと・感じること

TB: 0    CM: 0   

ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2013 

ニュージーランドが快勝。
やっぱりニュージーランドが勝つと嬉しい。
そして常に強い王者であり続けて欲しい。

スクラムが新しい組み方でおこなわれましたが
今までのようなガツンとした組み方ではなくなってしまったので
ちょっと拍子抜けの感じもします。

それにしても、あの集中力といいますか
ここぞという時の素早い反応、プレー全般のスピード、そんな状況下でも少ないミス・・・
ニュージーランドの凄さが、そこにあるような気がします。


ニュージーランド 47-29 オーストラリア

category: 試合

TB: 0    CM: 0   

カンタベリーショップ MARK IS みなとみらい店 

夏休み最後の今日、横浜のみなとみらいへランチに行きました。
2日前にどこに行こうかとネットでお店探しをしていたら、
今年の6月21日にグランドオープンした商業施設『MARK IS みなとみらい』の中に
カンタベリーショップがあるのを発見。

カンタベリーショップ

クイーンズスクエアで食事を終えた後、みなとみらい線で横浜駅へ戻る前に
ショップをのぞきに足を運んでみました。
お店はそんなに大きくなく、店内をぐるっとひと回りしたところ
気に入ったシャツを見つけて、思わず購入してしまいました。

ポロシャツ

ちなみにショップには二人の女性スタッフさんがいましたが、
一人は高校時代に、もう一人は大学時代にラグビー部のマネージャーをやっていたそうです。
横浜に行った時は、また立ち寄ってみたいと思います。

category: 一般

TB: 0    CM: 0   

釜石109 

東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」の期間限定店が16日、
釜石市のシープラザ釜石にオープンしました。
東日本大震災で被災した岩手県釜石市を「ファッションで元気にしたい」と、
同市の女子中学生が出した手紙がきっかけで実現したとのこと。
初日は岩手県内外から約2500人の来場者でにぎわったそうです。

シープラザ釜石といえば駅前にある建物で
4月に釜石を訪れた際に立ち寄りました。

入り口を入ってすぐ右側に、お好み焼きのお店があります。
そこのおかみさんは大阪出身で
3.11だけではなく、何と阪神淡路も経験されていましたがとても明るくて気さくな方です。
そしてここの娘さんは、元日本代表HOで岩手県出身の笹田学さんが中心となり、
巨大津波から素早く避難して助かった釜石市の子どもたちを、
同じ震災被害にあったNZへ派遣する「ミラクル釜石子供親善大使」のメンバーでした。

また奥の海産物店のおかみさんは、
あの巨大津波に自動車ごとのまれながらも、
奇跡的に助かった貴重な体験をされた方です。
きっと何度も同じことを聞かれているのでしょうが
嫌な顔ひとつせずに、その時の話を聞かせてくれました。

釜石の皆さん、109が来て元気になりましたか。
またお会いできるのを楽しみにしています。

category: 一般

TB: 0    CM: 0   

いざ、京都 

TVドラマ『スクールウォーズ』の泣き虫先生のモデルである
元日本代表FLの山口良治さんが、
昨年度『京都スポーツの殿堂』に殿堂入りし、
その記念に9月7日~23日まで京都のアクアリーナにて、
『ラグビーと歩んだ55年の軌跡』展が開催されます。

『スクールウォーズ』、『プロジェクトX』
どちらも泣きながら観てました。
なんとしても京都まで行かねばなるまい。

<以下開催資料からの抜粋>
高校からラグビーを始め、名キッカーとして活躍した日本代表時代、
そして日本中を感動に包んだ「スクールウォーズ」のモデルにもなる伏見工業高校監督としての全国制覇-。
日本ラグビー界を牽引し続けた山口良治55年のラグビー人生を、当時の写真や映像で紹介。
貴重なジャージやネクタイなど、世界的なラグビーコレクションも一挙展示!

http://fushimirugby.jp/rugbyworld/index.html

category: ラグビーと歩んだ55年の軌跡 展

TB: 0    CM: 0   

ラグビーをやっていたというだけで友達になれる 

『気になる奴 #2』で書きました田尻稲雄さんが、『ワイルドな奴』の中で
語っていたことばで、もうひとつ私が反応したものがありました。

どこのチームでやっていても、
ラグビーをやっていたというだけで友達になれる。
それもすごい近い距離で友達になれる。


なぜ、このことばに私が反応したのか?
実はこれと同じことを、今年の4月釜石を訪ねた時に、
釜石シーウェイブスのゼネラルマネージャー小原さんからも聞いていたからです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラグビー以外のスポーツの場合、
お互いが所属していたリーグとかチームの格差によっては、
それが原因で距離感ができてしまいコミュニケーションが続かないことがある。

例えば、
A「俺、野球をやってたんだけど」
B「どこのチーム?」
A「○○だけど」
B「俺は●●」
A「ああ、そう」
これで会話が終わってしまう。

(※以上はあくまでも一例であり、すべてのケースにあてはまる訳ではありません)

ところがラグビーの場合、
どこのチームでやっていても、どんなレベルでやっていても
ラグビーをやっていたという共通点だけで、
分け隔てなく話ができ、すぐに仲良くなれる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こんな内容の話でした。
ラグビー経験者の二人から、まったく同じ話が出てくるということは
間違いないことなんでしょうね、きっと。

しかし残念なことに、私はラグビーをやっていませんでした(悲)
しかもお酒もほとんど飲みません(飲めません)。
こういう場合、どうしたら良いのでしょうか・・・(笑)

category: 一般

TB: 0    CM: 0   

気になる奴 #2 田尻稲雄 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)



今回の『気になる奴 #2』は、8月5日に放映された『ワイルドな奴』で紹介された
北海道バーバリアンズ創立者であり、クラブ・キャプテンである田尻稲雄さんです。

北海道バーバリアンズの名前だけは聞いたことがありましたが、
クラブの概要はもちろんクラブ・キャプテンである田尻さんのことは、実は放送を観て初めて知りました。
田尻さんとラグビーとの出会いは、高校の体育の授業だったそうで、
ラグビーを本格的にやっていたわけではないのが意外でした。
その後1975年、26歳の時に仲間5人とともにクラブを設立し、再びラグビーを始めたそうですが、
クラブ名がVomits(ボーミッツ)、日本語で嘔吐するという変わったネーミングでした。
命名の由来は、メンバーたちと酒を飲んだ翌日の練習の時、
気分が悪くなり嘔吐することから、この名前を付けたとのこと。
かなりユーモア溢れる方々のようです。

そんな彼らに転機が訪れたのは、1987年の第1回ラグビーワールドカップの観戦で
ニュージーランドに行った時でした。
観戦のみならず試合もおこなうことにしていたため、
チーム名も現在の「バーバリアンズ」に変更。
そして何よりも田尻さんたちを驚かせたのが、子供から老人までがボールを追い、
暮らしの中にラグビーが溶け込んでいる現地のラグビー文化でした。
帰国後、クラブの仕組みをつくり始め、北海道にグラウンドを持つという夢を描き、
2007年ついにその夢を実現させました。
そして現在、会員数200名を超えるビッグクラブとなり、
チームは東日本トップクラブリーグで2012シーズン優勝という素晴らしい成績を挙げています。

田尻稲雄さんは、札幌に本社置く東証一部上場企業、
株式会社メディカルシステムネットワークの代表取締役社長です。
会社は1999年設立ですから、バーバリアンズ(当時Vomits)設立から24年後、
田尻さんが50歳の時と予想できます。
設立からわずか11年で東証一部に上場、従業員数(連結)1500人、
前期末決算では548億円の売上をあげる素晴らしい企業の創立者であり社長ですから、
経営手腕はもとより組織のトップとしての見識、人柄は素晴らしいに違いありません。
テレビでは、「気さくな男」という言葉でも紹介されていましたが、
周りに対する気遣い、やさしさというものが画面を通して感じられました。

また、田尻さんが
「会社をつくる時に、ラグビーの仕組み・組織が、そのまま会社に転用できるというのが大きかった」
と語っていたのがとても印象的でした。
そして、「頭の中の7割がラグビー、3割が仕事」とも(笑)

でもこれだけの規模の会社になれば、社長としてはそれで十分だと思いますし、
逆に言えば田尻さんが信頼できる優秀な役員や部下、社員がいる証拠でもあります。


恒例の締めです。

私にとって、田尻稲雄とは・・・
夢を実現させる情熱の男であり、ぜひ一度お会いしてみたい人である


category: 気になる奴

TB: 0    CM: 0   

スーパーラグビー 決勝 

とても見応えのあるゲームでした。
プレーの激しさはもちろんですが、
あらゆるプレーのスピードが半端ではなく
とてもエキサイティングでした。
そのうえハンドリングミスがほとんど無いのにも驚きました。

前半37分、ブランビーズのCTBクリスチャン・リアリイファノがインターセプトしたボールは、
彼の膝の高さ程のボールで、それを片手でキャッチし、
その後一気に加速してトライを奪ったシーンは素晴らしかったです。

ゲームは、チーフスが後半20分過ぎまで10点差を追いかける展開で
もしやこのまま敗退かと思いましたが、
後半23分、ゴール前スクラムからトライを奪い、
さらにその4分後、CTBバンディー・アキがビッグゲインして、
そのままトライまでいくかと思いきやパス。
最後はFBロビー・ロビンソンが相手の間隙を切り裂き同点トライ。ゴールも成功。
その後もPGで3点追加し、結果27-22でチーフスが勝利。

ロビンソンの同点トライの瞬間、ベンチはもちろん会場のチーフスサポーターは大興奮。
あの場面でトライを決めたロビンソン本人も間違いなく興奮していたはず。
しかしロビンソンは、大興奮のサポーターに何もアピールすることなく、
すぐに後を(グラウンド側)振り向き、
駆け寄るチームメイトと抱き合って喜びを分かち合っていました。

その態度、姿勢・・・

私がサッカーではなくラグビーを愛する理由が、そこにあります。

category: 試合

TB: 0    CM: 0   

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード