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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

気になる奴 #4 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)


久し振りに『気になる奴』の更新です。
今回は2019年のワールドカップでは間違いなく中心選手となっているであろう帝京大学の松田力也です。
帝京大学ラグビー部オフィシャルサイトによると、身長180cm、体重 85kg、ポジションはSOとFBとなっていますが、今シーズン実際に出場した試合を調べてみると対抗戦の成蹊戦ではSO、その他5試合ではWTB(14番)で出場し、大学選手権4試合全てとトヨタ戦の日本選手権ではSOで出場していましたが、来シーズン(2014)はSOとして定着するのでしょうか。

松田力也は京都府出身で、小学校1年生からラグビーを始めたそうです。
高校は名門伏見工業で1年と3年の時に花園に出場。高校日本代表、U-20と素晴らしい経歴を持っています。
それ程有名な選手なのに、実は高校時代の彼を私は知りませんでした(すいません)。

松田選手の存在を初めて知ったのは昨年10月の筑波大との対抗戦だったと記憶しています。
その後は早稲田、明治、慶應と続き、これらの試合ではWTB(14番)で出場し、
パワフルでありながら50m走6.2秒(ラグビーマガジンの写真名鑑のデータ)というスピードのある走りが
印象に残っています。ちなみに6.2秒は同じ帝京大のトライゲッター磯田泰成と同じタイムです。
大学選手権決勝の早稲田戦で、早稲田の藤田慶和をかわしたあのキレのあるステップとランは鮮やかでした。

また先日の日本選手権トヨタ戦で見せた試合後の号泣。
私の想像ですが、松田は心の中でトップリーガー相手にもう少しやれるという自信があったのではないでしょうか。
にもかかわらず自分が想像していた以上に力負けしてしまった悔しさからくる涙だったのではないかと思いました。
しかし号泣する彼の姿を見ながら、この悔しさをバネにますます成長していくに違いない松田力也の今後がとても楽しみになってきました。
そして2月21日にオーストラリアで開幕した「IRBパシフィックラグビーカップ 2014」(ジャパンの試合は3月におこなわれる)に出場するジュニア・ジャパンにも選出されました。そこでの松田の活躍を楽しみにしています。

それにしても彼の趣味が「洗濯」というのは面白いですね(笑)。


恒例の締めです。

私にとって、松田力也とは・・・
明治の相手としては嫌な存在であるが、
これからの成長と活躍に目が離せず、応援したくなるプレーヤーである


category: 気になる奴

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気になる奴 #3 山口良治 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)


私は自分が小学生から中学生の頃にテレビ放映していた青春ドラマが大好きで、
結構夢中になって見ていました。特に初期の作品である、
「青春とはなんだ」、「これが青春だ」、「でっかい青春」、「飛び出せ!青春」は
再放送も含めて本当に良く見たものです。
そのドラマの中で生徒たちが取り組むスポーツは、ラグビーかサッカーでした。
先生役も、夏木陽介、竜雷太、竜雷太、村野武範という順番でしたが、
そのあとの中村雅俊演じる先生役のキャラクターがどうしても好きになれなくて、
以降青春ドラマを見ることはほとんどなくなってしまいました。

そして1984年、私が既に成人(社会人)になってからスタートしたのが「スクールウォーズ」でした。
なぜその歳になってまで青春ドラマを見ようとしたのかはっきりと思い出せませんが、
実話をもとにした題材に興味を引かれたのと、かつて私が好きだった青春ドラマと同じ硬派的なイメージを
感じたからだったと思います。

落ちこぼれ軍団の奇跡

この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録である。
高校ラグビー界においてまったく無名の弱体チームが荒廃の中から健全な精神を培い、
わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じ、その原動力となった信頼と愛を
余すところなくドラマ化したものである

芥川隆行さんの、あの独特のトーンのナレーションが今でも頭の中に残っています。
この「スクールウォーズ」がきっかけで、私は山口良治さんという存在を初めて知りました。
ドラマの主人公滝沢賢治先生役のモデルが山口良治さんですが、
当時はドラマが面白くて実在の山口先生よりもドラマの滝沢先生の方に夢中になっていました。
このドラマに影響を受けてラグビーを始めた人が多いそうですが、私はもう大人になっていたせいか
そういう気は起きませんでしたし、ラグビーというスポーツ自体にもまだ興味を持つことはありませんでした。
私のプロフィールにも書いてありますが、私がラグビーを好きになったのは1990年からです。

では私が山口良治という人物に興味を抱いたのはいつかと言いますと、
2000年11月にNHKで放映されたあの番組でした。
新聞の番組欄を見てスクールウォーズのモデルになった話だとすぐに分かりましたので、
ワクワクしながらテレビの前に座りました。

京都に伝説のラグビーチームがある。伏見工業高校ラグビー部。
全国制覇2回。これまで平尾誠二、大八木淳史など日本代表を輩出してきた。
しかしこの高校はかつて京都一荒れた学校と呼ばれていた

田口トモロヲのナレーションで始まるプロジェクトX『ツッパリ生徒と泣き虫先生』は
私に強烈な印象と猛烈な感動を与えてくれました。
泣き虫先生の生徒たちに対する深い愛情と熱い情熱、
その先生の影響でツッパリをやめて真剣にラグビーと向き合い始め、
大きく変化・成長する生徒たちの姿に、私も泣かされました。
こんな出来事が本当にあったなんて信じられないくらい、
ドラマをはるかに凌駕する感動の物語だと思いました。

山口良治

そんな山口良治さんが、京都市の「京都スポーツの殿堂」に殿堂入りし、
その記念に9月7日から京都アクアリーナにて『ラグビーと歩んだ55年の軌跡』展がおこなわれます。
村上晃一さんの「ラグビー愛好日記」でそのことを知った私はすぐに京都行きを決意し、
拙ブログにても記事にしました。

伝説の泣き虫先生をひと目この目で見てみたいと京都行きを楽しみにしている矢先、
8月26日放送の「ラグビーウィークリー」を見ていたら、
名物コーナー『ワイルドな奴』で山口良治さんがとりあげられていました。
インタビューで、かつて伏見工業高校に赴任してきた時や
花園高校に大差で負けた時の話をされており
再びプロジェクトXを見た時の感動が甦ってきました。

そして何よりも一番驚いたのが、山口良治さんが持っている夢の話しでした。
そのことを直接ご本人が語った映像はなくナレーションでの紹介でしたが、
その夢とは「ラグビーミュージアムをつくること」と・・・。

この言葉に私は興奮しました。
憧れの泣き虫先生が、私と同じ夢を抱いている。
先生の描いているミュージアムと私のそれがまったく一致するかどうか分かりませんが、
「ラグビーミュージアム」というキーワードにおいて同じ夢を共有している。
それだけでも十分です。ぜひ泣き虫先生にお会いしたい、
そしてその夢を具現化するために微力ながらも協力したい。
そんな気持ちで一杯です。


恒例の締めです。

私にとって、山口良治とは・・・
自分が高校時代にラグビーを教えてもらいたかった先生であり、
ラグビーミュージアムという同じ夢を一緒に実現していきたい人である


category: 気になる奴

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気になる奴 #2 田尻稲雄 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)



今回の『気になる奴 #2』は、8月5日に放映された『ワイルドな奴』で紹介された
北海道バーバリアンズ創立者であり、クラブ・キャプテンである田尻稲雄さんです。

北海道バーバリアンズの名前だけは聞いたことがありましたが、
クラブの概要はもちろんクラブ・キャプテンである田尻さんのことは、実は放送を観て初めて知りました。
田尻さんとラグビーとの出会いは、高校の体育の授業だったそうで、
ラグビーを本格的にやっていたわけではないのが意外でした。
その後1975年、26歳の時に仲間5人とともにクラブを設立し、再びラグビーを始めたそうですが、
クラブ名がVomits(ボーミッツ)、日本語で嘔吐するという変わったネーミングでした。
命名の由来は、メンバーたちと酒を飲んだ翌日の練習の時、
気分が悪くなり嘔吐することから、この名前を付けたとのこと。
かなりユーモア溢れる方々のようです。

そんな彼らに転機が訪れたのは、1987年の第1回ラグビーワールドカップの観戦で
ニュージーランドに行った時でした。
観戦のみならず試合もおこなうことにしていたため、
チーム名も現在の「バーバリアンズ」に変更。
そして何よりも田尻さんたちを驚かせたのが、子供から老人までがボールを追い、
暮らしの中にラグビーが溶け込んでいる現地のラグビー文化でした。
帰国後、クラブの仕組みをつくり始め、北海道にグラウンドを持つという夢を描き、
2007年ついにその夢を実現させました。
そして現在、会員数200名を超えるビッグクラブとなり、
チームは東日本トップクラブリーグで2012シーズン優勝という素晴らしい成績を挙げています。

田尻稲雄さんは、札幌に本社置く東証一部上場企業、
株式会社メディカルシステムネットワークの代表取締役社長です。
会社は1999年設立ですから、バーバリアンズ(当時Vomits)設立から24年後、
田尻さんが50歳の時と予想できます。
設立からわずか11年で東証一部に上場、従業員数(連結)1500人、
前期末決算では548億円の売上をあげる素晴らしい企業の創立者であり社長ですから、
経営手腕はもとより組織のトップとしての見識、人柄は素晴らしいに違いありません。
テレビでは、「気さくな男」という言葉でも紹介されていましたが、
周りに対する気遣い、やさしさというものが画面を通して感じられました。

また、田尻さんが
「会社をつくる時に、ラグビーの仕組み・組織が、そのまま会社に転用できるというのが大きかった」
と語っていたのがとても印象的でした。
そして、「頭の中の7割がラグビー、3割が仕事」とも(笑)

でもこれだけの規模の会社になれば、社長としてはそれで十分だと思いますし、
逆に言えば田尻さんが信頼できる優秀な役員や部下、社員がいる証拠でもあります。


恒例の締めです。

私にとって、田尻稲雄とは・・・
夢を実現させる情熱の男であり、ぜひ一度お会いしてみたい人である


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気になる奴 #1 立川理道 

BS朝日ラグビーウィークリー(毎週月曜日放送)の番組中、『ワイルドな奴』という
人気コーナーがあります。時々過去の放送分をまとめて再放送したりもしていますね。
その『ワイルドな奴』にならって、私自身が好きであったり注目したいプレーヤーはもちろん、
ラグビーに関わる人たちを含めて『気になる奴』というのを始めてみようと思います(笑)。
『ワイルドな奴』とは異なり内容も陳腐で、しかも不定期の連載になりますが、よろしくお願い致します。
その第1回目ですが、今や日本代表にとって欠かせない存在である立川理道(クボタスピアーズ)
について思ったことを書かせていただきます。

映画「ウェストサイド物語」(1961)を観たことがありますか?
この映画に出演しているひとりの男優がいます。
彼の名はラス・タンブリン。1934年アメリカ生まれの俳優でありダンサーです。
彼は白人の非行グループ、ジェット団のボスを演じていました。
対立するプエルトリコ系アメリカ人非行グループ、シャーク団のボス役にジョージ・チャキリス、
その妹にナタリー・ウッド、かつてはジェット団に所属していながら彼女と恋に落ちる
リチャード・ベイマーなどに比べると、やや目立たなかったかもしれませんが、
私はこの映画を初めて観た時からラス・タンブリンがとても気に入りました。
特別カッコ良くて2枚目というわけではありませんが、
ワルでありながら根は純情で憎めないという役柄(リフ)にも魅せられたのかもしれません。
そして私は立川理道を見る度に、なぜかこのラス・タンブリン(リフ)を思い出してしまうのです。
どうです...雰囲気がちょっと似ていませんか?
ウェストサイドストリー
左下がラス・タンブリン

私が立川のことを初めて知ったのは、彼が天理大学4年生の時の大学選手権でした。
黒いジャージに身を包んだいかつい彼の顔を見たとき、
「なんか悪そうなやっちゃなあ」(失礼)という感じで、
初めの印象はあまり良くありませんでしたが、
顔だけはこの時すでにラス・タンブリンと結びついていました。
決勝戦では惜しくも帝京大に敗れてしまいましたが、
彼の活躍であと一歩というところまで帝京大を追い詰め、
この辺りからちょっと印象が好意的に変わりました。

その後、彼に対するイメージが決定的に変わったのが、
彼をとりあげた『ワイルドな奴』を観たときです。
一番印象に残っているのが、立川の友人がインタビューで
「彼はものすごい甘えん坊です」と語っているのを聞いた時と、
カメラに向かって訥々と語る立川自身の姿を観た時で、
外見のイメージからは想像もつかなかったそのギャップがとても面白く、
また純粋でやさしそうな人柄がとても気に入りました。

村上晃一さんのラグビー愛好日記に、立川理道トークライブの時の記事が出ていました。
男四人兄弟の末っ子だそうですが、男ばかりの中でかなり揉まれて育ったのかと思いきや
兄弟げんかはしたことがないそうです。
普通男兄弟は小さい時には取っ組み合いのケンカをよくすると聞きますが、
珍しいのではないでしょうか?
実は我が家の息子2人(2歳違い)も一度もケンカをしたことがありませんで、
男兄弟のいなかった私はこんなことで大丈夫だろうかと心配したことがありましたが、
同じような話が他でもあったとは驚きました。

また、こんな話もありました。ちょっと引用させてもらいます。

天理大学時代から手首に緑のテーピングをしている。
それは、いつもスタンドで声をからす母の名前が「みどり」だから。
「マザコンじゃないですよ。ゲン担ぎです。兄は母の声援が恥ずかしいって言うけど、
僕は平気で嬉しい。名前を呼ぶのが聞こえると、手を上げて応えます(笑)」

やっぱり甘えん坊?(笑) でも、いいことじゃないですか。お母さんもきっと嬉しいでしょうね。
トークライブ中、お客さんから、「スタンドオフは性格が悪くないとダメって言った人がいたけど、
性格良すぎるんじゃない?」 という質問があったそうです。
やっぱり誰もが性格が良いと感じているのですね。
戦いたいチームは、オールブラックスとのことですから、11月2日が楽しみです。

最後に『ワイルドな奴』恒例の締めにならって、やってみます。
私にとって立川理道とは?(このパターン、続けられるか疑問です)

私にとって立川理道とは・・・
愛すべき男であり、ジャパンのメンバーとして頼もしい存在である


category: 気になる奴

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