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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

3Kのラグビー? 

7月14日付読売新聞夕刊に、
7人制ラグビーの全国高校大会(第1回アシックスカップ)に関する記事が掲載されていました。
15人制より参加しやすい7人制を普及させ、低迷する競技人口の回復と
2020年の東京オリンピックに向けた選手強化を狙うと紹介されています。

それにしても高体連へ登録しているラグビー部と部員数の激減振りには、驚きを隠し得ません。
2013年度におけるラグビー部の登録は、1,089校、23,972人で、
加盟校は1992年度の約3割減、部員数は1991年度の約6割減だそうです。
そして悲しいかな、「きつい、汚い、危険の『3K』のイメージが敬遠を招いている」と
高体連の関係者が説明している、と書かれていました。

だれがこんな『3K』を考えたのか? マイナスイメージしかないじゃないですか。
世間一般にはこういうイメージが染みついてしまっているのでしょうね、きっと・・・

このマイナスイメージを何とか払拭していかなければなりません。

category: 一般

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嗚呼、ラグビーよ ⑤ 

さあ、めでたくラグビーがマスコミで数多く扱われることになって
多くの人たちにラグビーに何らかの関心を持ってもらうチャンスが来たとします。

「一度観てみようか」とか「昔ラグビーをやっていたらしい会社の同僚を誘って秩父宮へ行ってみるか」とか
「○○のパブリックビューイングに行ってみよう」など、
テレビでもスタジアムでの生観戦でも良いので、まず行動に繋がるかどうかがポイントです。

そして次が最も重要なポイントになりますが、実際にラグビーという競技を観てどう反応してくれるか、
もっとストレートに言えば「面白いと感じてもらえるか」「好きになってもらえるか」
「魅力を感じてもらえるか」に尽きると思います。
その時のチーム、出場選手、さらには試合内容などに左右されることもあるでしょうし、
仮に傍でラグビー通の人の解説があったとしても、最後は観た人自身の感性にどう響くかだと言えます。

そしてラグビーという競技のプレー特性、さらにはルールというものが、
サッカーと比べた場合に「泥臭く」(この表現が適切かどうかは別として)見えてしまう
要因があるようにも思えるのです。

まずは大前提として、サッカーは球技ですがラグビーも競技の範疇では球技でしょうが
私は球技だとは思えません。よくラグビーは格闘技だとも言われたりしますが、
格闘技というのは相手を倒すことを目的に打撃や投げ、絞めなどの技をしかける競技であり、
ラグビーは相手を肉体的に倒すことを目的としていませんので格闘技とは異なります。
ただボールを奪い合う過程において格闘技的要素はあります。
またラグビーは陣取り合戦だという話も聞きますが(ラグビーをやっていた友人からも聞いたことがあります)
言わんとしていることは分からなくありませんが私にはどうもそれがピンときません。

サッカーは丸いボールを網で囲われたゴールという場所に入れるゲームと言えますが、
それでは私が言うところのラグビーとは何なのか?
適切でカッコいい表現が見当たらないのですが、
私にはラグビーは『モノ(実際には楕円球ですが)運びゲーム』という感覚です。
こういう表現をすると「人生ゲーム」のようなボードゲームを指しているみたいで、
とても軽いイメージになってしまうのが意に反していますが・・・。
しかも楕円球とは言わずあえてモノと言ったのは、
極端に言えば運ぶモノはボールでなく何でも良いと思ったからです。
(実際には蹴ることも含めてプレーに見合った形として楕円球になったのでしょうが)
何かのモノを15人でパスしながら相手の陣地に持ち込むことを目的とし、
その過程にいて体を張ったモノの取り合い、奪い合いがある。
これが私が考えるラグビーという競技です。

その大前提をもとに「泥臭く」見えてしまう要因を上手く表現してお伝えできるかどうか
分かりませんが、簡単に書いてみます。

-サッカーと比較した場合を前提にしています-
・キックによるパスではなく手によるパスが中心なので、ボールのスピード感が無い
・パス(キックは除く)を前方に出すことができないので、パスによるボールの動きが
 固定的(単調)
・攻撃側の選手はボールより前に出てプレーすることができないので攻撃のパターンに
 変化がない
・ボール争奪戦や密集プレイにおいては、人がゴチャゴチャしていて何だか分からない
・サッカーは真円球なので体の各所を使ったさまざまなテクニックのボールコントロール
 が可能であり、見応えがある
・サッカーは真円球を蹴るので、ボールにスピード感がある

すいません、分かりましたでしょうか?
要するに、ボール競技としての面白さを堪能できるサッカーに対して
モノ運びゲームのラグビーはボールのスピード感が劣り、
プレーヤーやボールの動きにも制約があって面白みが無い、
そのうえ選手がゴチャゴチャしてプレーするときには何だかよく分からない、
こんな点がラグビーが「泥臭く」見えてしまう要因だと私は思うのですが・・・。
確かにサッカーでは外国選手の放つ豪快なシュートや素晴らしいテクニックには、
ラグビーとは異なる見応えと魅力があると私も感じています。

ですからサッカーのような球技を期待してラグビーを観た人たちは、期待外れに終わるでしょう。
しかしそれでも、楕円球をめぐって激しい身体のぶつかり合いやボールを繋いでいき
最後トライまでに持ち込むチームプレーに共感を覚える人たちもいるはずです。
そんな人たちがラグビーを好きになり、その後もラグビーを愛し続けてくれるのではないでしょうか。

来年のワールドカップ出場を決めた5月25日香港戦のパブリックビューイングが東大阪市でおこなわれたそうですが、
その時の内容を報じた新聞記事に最近ラグビー好きの仲間と知り合いラグビーファンになった
63歳の女性のインタビューが載っていましたが
それを読んでまさにその通りと思わず両膝を叩いてしまいました。

男同士が激しくぶつかってボールを奪い合う姿に血が騒ぐ。
ルールはボールを前に落としたらあかんことしか知らんけど、十分楽しい


この感覚が無いと、やっとラグビーを観てもらえる機会があったとしても
やっぱりラグビー好きにはなれないでしょうね。
私も昔から格闘技は大好きでしたから、ラグビーも好きになれたのだと確信しています。

ただこうなると果たして若い女性たちから、どれだけ支持を得られるかちょっと疑問です。
格闘技好きの若い女性は皆無ではないでしょうが、そう多くはないと思いますので、
ラグビー協会が若い女性のファンを増やしたいと考えているならば、なかなか難しいかもしれません。
いっそのこと内田篤人にラグビーへ転向してもらいましょうか(笑)

それは冗談としても、ラグビーの観戦者(入場者)を増やすことと、
2019ラグビーワールドカップの成功のためにも、ラグビー人気を盛り上げていかなければなりません。
最後の最後は「好き嫌い」が本人の感性に委ねられますが、それはさておき、
まずは多くの人にラグビーを認知してもらい、観戦する機会を増やすために
ラグビーファミリーの一員としてできることはやっていくつもりですが、
もっと上のレベルで何か大きなうねりを起こしていかないと、
いつまで経っても集客が増えないことになりそうで心配です。

category: 思うこと・感じること

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嗚呼、ラグビーよ ④ 

ラグビーという競技のプレー特性について書く前に、書き忘れた件をひとつ。

前回テレビインタビューを受けていたサッカーについて
当たり前の事さえ知らない女性たちのことを書きましたが、
そんな彼女たちがなぜサッカーを観るのか、
サッカーのどこに惹かれるのか逆に知りたかったですね、ホントに。

先日偶然にも20代半ばの女性から直接話を聞く機会がありました。
彼女はサッカーの熱狂的なファンではないそうですが、今
回のワールドカップの日本代表戦には興味があり、
1試合はパブリックビューイングにも行ったと話しておりました。
ただラグビーにはまったく興味なし(苦笑)

彼女がサッカーに興味を持った理由のひとつは、家庭にありました。
彼女の住んでいるところはプロ野のチームがある県ですが、
彼女の父親がサッカー好きで野球はまったく見ずに
Jリーグをしょっちゅうテレビで観戦していたそうです。
そんなわけで彼女も必然的にサッカーを目にする機会が多かったことが
今につながっていると思われますが、
肝心のサッカーのどんなところが好きか聞くのを忘れてしまいました。
ただ印象に残ったのは、内田篤人が大好きだと言っていたことです。
ナルホド~。

サッカー日本代表選手の中でも内田篤人は、
女性人気ナンバーワンと何かで読みましたが良く分かります。
整った顔立ち、清潔感もあり人柄も良さそうで、確かにカッコイイ。そりゃモテますわ。
内田篤人を見るためだけにワールドカップを観ていた女性も数多くいたでしょう。
女性ファンを獲得しようと思うのなら、こういう実力もありルックスも良い選手というのは
その競技の注目度を上げ人気を得るという点では頼もしい存在だと思いますが、
ラグビー界においてはいま日本人のスタープレーヤーが見当たらない気がするのですが、
どうでしょうか?(別記事参照

かつて大畑大介がテレビ番組「筋肉番付」に出演して活躍した時は、
名前と顔が全国区に知れ渡ったと思いますが、
残念ながらそれがラグビー人気までにはつながらなかったような気がします。
(決して彼が悪いということではありません)

「ラグビーのことはよく知らなくても、あの選手なら知っている」
「あの選手がいるからラグビーを観る」
「あの選手ならCMで知っている」

そんなスタープレーヤーが現れると良いのですが・・・。

続く

category: 思うこと・感じること

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嗚呼、ラグビーよ ③ 

だいぶ間があいてしまいました。

さて一番大きな影響力を持つと思われるテレビにおいて
仮に番組の企画が通り、スポンサーもついて無事放送されることになったとしても、まだ問題があります。
まずはそこにチャンネルを合わせてくれる人たちがどれだけいるか?
さらにその番組を観てラグビーに興味を持ってくれる人たちがどれだけ残るのか?

実は私の場合は、これに近いケースです。
私は自分が学生時代、母校が強くてもラグビーにはまったく関心がありませんでしたので
一度も試合を観たことがありませんでした。
ところが、そんな私をラグビーの世界に引き込むキッカケを与えてくれた番組がありました。
NHKの『サタデースポーツ』です。

1990年12月2日の早明戦を翌日に控えた両チームの様子と、
堀越(早稲田)・吉田(明治)の2人の対決を報じていたのを観て、
翌日に早明戦があることさえ知らなかった私でしたが
「じゃあちょっと観てみるか」という気持ちになり、翌日テレビの前へ座ったわけですが、
あの歴史に残る引き分け試合の激闘に完全に魅せられてしまいました。
しかしまだラグビーそのものを好きになったというよりも、
「明治vs早稲田」という戦いの構図とお互いの激しい体のぶつかり合いが
私の感性にマッチして完全にハマってしまったわけです。

この「感性にマッチするか否か」ということも重要なポイントです。
あの時私と同じようなレベルで早明戦を観た人が、必ずしもラグビーに引き込まれたとは言い切れません。
観た人たちの琴線に触れなければ「フ~ン」と言ってその時限りで終わってしまう訳で、
そういう人たちに対していくらラグビーの素晴らしさを説いても
ラグビーを好きになってもらうことは難しいでしょう。
ひと言で言えば好みの問題であって、こればっかりはどうにもなりません。
現に異性の好みに関してもそうですよね(笑)

2013~2014シーズンのトップリーグで、入場者(特に若い女性たち)を増やすために
女性が入場料無料の日や、ネイルアート付きやフットマッサージ付きなどの企画チケットを販売したり、
元日本代表選手がスタンドで一緒に観戦しながら
ルールやプレーを解説するなどの企画(2012~2013シーズン?)がありました。
観戦のキッカケづくりとしては良しとしても、実際にその企画は成功したのでしょうか? 
その企画で観戦に訪れた女性たちの中でラグビー好きになり、
その後も継続してラグビーを観ている人たちがどの程度いるのかとても興味がありますので、
ご存知の方がいたら教えていただきたいです。

これは私見ですが、ラグビーは一般的に女性(ここでは日本国内と限定します)からの受けは良くないですよね。
サッカーの人気と比べたら雲泥の差があります。悔しいですけど。
ラグビーについて女性たちに問うと「あまり観る機会がないし、ルールも分かりにくい」などと
良く答えが帰ってきますが、そんな理由じゃありません。

これは家人から聞いた話ですが、いまおこなわれているサッカーワールドカップが始まる直前に、
テレビのモーニングショーで日本を応援する若い女性たちにインタビューしているシーンがあったそうですが、
「PK」や「ボランチ」、「アディショナルタイム」などの意味さえ知らなかったそうです(笑)
サッカーのことだって普通のことさえ良く知らないのです。
でもサッカーは観るし、日本代表は熱心に応援していますね。

要は彼女たちから見るとラグビーの印象は、「泥臭くてカッコ良くない」のひと言に尽きるのです(笑)
では、どうして「泥臭くてカッコ良くない」と彼女たち(に限らずラグビーのアンチファン)に映るのか、
そこにはラグビーという競技のプレー特性に原因があると思います。

続く

category: 思うこと・感じること

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