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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

雑感 

4月は仕事が多忙を理由に記事をあまり書きませんでした(反省)。

その間ラグビー界でもいろいろなニュースがありましたが、嬉しいニュースとしては、
U20日本代表が「IRB ジュニア ワールド ラグビー トロフィー(JWRT)2014」決勝で
U20トンガ代表を破って初優勝を遂げ、
20歳以下代表の最高峰大会JWC(ジュニア ワールド チャンピオンシップ)への昇格を決めたことでしょう。
しかも明治の成田秀平と桶谷宗汰が勝利に貢献したようで嬉しい限りです。

また関東大学春季大会も始まりましたが、帝京が圧倒的な強さで開幕2連勝を飾ったようです。
今シーズンも盤石との評価のようですね。

そんな帝京を倒すべく今シーズンの驚異的な飛躍を期待したい明治ですが、
報徳学園出身の大物ルーキー梶村佑介が、
3月オーストラリアで開催されたパシフィック・ラグビーカップに参戦中、
左肩を脱臼し途中離脱と手術を余儀なくされ、現在リハビリ中だそうです。
メイジ復活の一躍を担ってもらいたく期待していただけに至極残念です。
早い復活を祈っています。

category: 一般

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聖地の遺産を全国へ・・・ 

先日新聞紙面で「7月から解体工事が始まる国立競技場のスタンドの座席が、
東日本大震災の復興支援の一環として岩手県北上市の陸上競技場に寄贈される見通しになった」
という記事を読みました。
グラウンドの芝も希望する学校などへの配布が検討されているそうです。
また国立競技場のシンボルでもある聖火台。
埼玉県川口市の鋳物職人の手で造られたものですが、新国立競技場が完成する2019年まで、
その聖火台を川口市や東日本大震災の被災地石巻市などに貸し出すことも検討しているとのこと。
私が提案した企画よりも、そのものズバリの「フォーエバー KOKURITSU」ですよね。
歴史保存や資源の有効活用という点からも良いアイデアだと思いますが、
一番の目的は恐らく人々の記憶に残すことだろうと、
だから「遺産」という言葉を使っているのだと想像します。

それにしても1964東京オリンピックはおろか解体前の現国立競技場さえも見たことも無い世代の人々が
この先それらの遺産に触れた時、実際どのように感じるのでしょうか?
現在(いま)はかつての東京オリンピックや現国立競技場と何らかの接点や思い出を持った人たちが、
解体される競技場に関心を持ち、スタジアムツアーや最後のイベントに参加し、
そこで自分の想いを重ね合わせることで、懐かしんだり楽しむことができます。
私も国立競技場にほんの少しだけですが思い出があるため楽しめるわけですが、
ちなみに一番気持ちが高揚するのは「東京オリンピック ファンファーレ&マーチ」を聞いた時です。
これを聞くとあの厳粛な雰囲気の開会式の情景が目に浮かんできますし、
小学校の運動会の入場式に東京オリンピックマーチをバックに行進した思い出も甦ってきます。

時間の流れを止めることはできません。
いつかは誰もその時・その瞬間を知らない人たちだけの時代が確実に訪れます。
その時、彼らは「遺産」をどう受け止め、何を感じるのか知る由もありませんし、
「遺産」を遺した人たちが意図した通りの反応を示すかどうか私には判りません。

ただ解説プレート1枚があるだけでなく、
その事実を正確に詳しく補足・伝承していく表現手法なり技術を付加することで、
再び感動を与えて記憶に残すことが有効になることは間違いないでしょう。

どう伝えていくか、それが重要です。

category: 思うこと・感じること

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フォーエバー KOKURITSU 

国立競技場で今年の7月から始まる解体工事を前に、
5月31日『SAYONARA 国立競技場 FINAL “FOR THE FUTURE”』と題したイベントが開催され、
ラグビーのレジェンドマッチ「早稲田大学OB×明治大学OB」がおこなわれますが
仕事の忙しさにかまけてチケットを取り損ねてしまいました(泣)。
今まで身近にありながらこれまで特別な感情は抱いていなかったのに、
それが無くなってしまうと分かった途端、急に惜しくなったり、寂しい気持ちになったりするなんて、
なんと身勝手な感情かと少し恥ずかしいですが・・・。

実際のところ私自身の国立競技場に関する思い出といいますと、
1964東京オリンピック開会式、サッカーの神様ペレの引退試合、数度のラグビー早明戦ぐらいしか正直なくて、
東京オリンピックについては実際に競技場へ行っていたのではなくテレビで観ていただけです。
ですから、決して国立競技場に深い愛情が湧くほど通っていた訳ではありません。
それどころか「たったそれだけ?」と言われてしまいそうな程、接点が少ないのです。
にも関わらず、いざその姿が消えてしまうと知った時から、「何とか今のうちに・・・」というような
さもしい(?)根性が沸々と湧きあがってきたのです(笑)。
昨年は5月に商工会議所の見学会、12月は早明戦、今年に入ってからは1月の大学選手権決勝、
3月は日本選手権決勝、4月のスタジアムツアーとさもしい根性を発揮して『国立』へ足を運びました。

しかし実はそれでももの足りず、もっと『国立』と関わりたく、
しかも『国立』をいつまでも人々の心に残すことができるようにと思い立ち、
日本スポーツ振興センター(JSC)さんへAR(拡張現実)を使ったアプリ「フォーエバー KOKURITSU」
という企画を提案しましたが、残念ながら採用には至りませんでした(苦笑)。

5月31日、最後のお別れをすることができないのが残念です。

category: 一般

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国立競技場スタジアムツアー 

先日、国立競技場のスタジアムツアーに参加してきました。
5月25日に日本vs香港の観戦に国立へ行きますが、それは観客席から眺めるだけなので
今年の7月から始まる解体工事前の見納めに、どうしてもツアーに参加しておきたかったのです。

スタジアムツアー01

ツアーの内容はざっと以下の通りです。

1964東京オリンピック優勝者銘盤 ⇒ 1991年世界陸上優勝者銘盤 ⇒ そしてスタジアムへ入ります。
NHKで放映された番組、小さな旅 「歓声はふたたび ~東京 国立競技場~」のファーストカットと同じように
100m走のゴールの先にあるゲートの大きなシャッターが開くと競技場のピッチと観客席が目に入ってきますが、
この時点で参加者の皆さんは興奮気味。もちろん私もです(笑)。
陸上トラックのコース上でガイドスタッフの説明を聞いた後は観客席の下にあり
試合の際選手たちがピッチに向かって出ていくスペース(よくテレビでも映るところ)を通り
ロッカールームを見学します。シャワールームも見学できますよ。

スタジアムツアー03

そして再び表に出て約15分間、写真タイムがあり皆さん思い思いの写真を撮っていました。
この時にメインスタンドに入ることもできますし、陸上のトラック(メイン側のみ)を走ることもできますが
さすがに芝のピッチに入ることはできません。

スタジアムツアー04

スタジアムツアー05

スタジアムツアー06

スタジアムツアー12

スタジアムツアー11

スタジアムツアー07

写真タイムが終わると、織田ポールとそのすぐ下にある地下トイレを見学し、一旦競技場外に出ます。
そしてマラソン門脇に設置された「出陣学徒壮行の地」碑を観て、バックスタンドへ移動。
ここでガイドスタッフからの説明の後に、再び15分程度の自由時間があり、皆さん聖火台の方へ上っていきます。
スタンドの一番上まで上がると、新宿の高層ビル群、
反対方向にはスカイツリーが見えるなどなかなか見晴らしが良いです。
隣の神宮球場からの歓声も聞こえてきます。
何よりも上から見下ろす国立競技場のフォルムが美しいのが印象的でした。

スタジアムツアー08

スタジアムツアー09

スタジアムツアー10

最後は電光掲示板(大型ビジョン)があるエリアの観客席に入って、
そこから再びグラウンドを眺めることができます。
ちなみにこのエリアは、昨年にも来た場所です。

これで約90分のスタジアムツアーが終了です。
ハーフタイムを入れてほぼ1試合分の時間でしたが、アッという間でした。
興味のある方はぜひ参加してみて下さい。

そう言えば、ツアーが始まる前の待機スペースに
国立競技場の入場者数歴代トップ10の行事が掲示してありましたが、
1982年の早明戦が66,999人で、1964東京オリンピックの閉・開会式に次ぐ堂々の第3位でした。
隔世の感ありですね。

スタジアムツアー02

category: 一般

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喝! 

香港セブンズの映像ですが、
今朝のサンデーモーニングのスポーツコーナーで決勝のイタリア戦を流していましたね。

橋野のノックオン、しかと確認しました(笑)

ゲスト解説者 高橋慶彦さんの意見に賛成。

category: 一般

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男子セブンズ日本代表 コアチームへ昇格 

タイムリーな話題でなく恐縮ですが、既に皆さんご存知のように男子セブンズ日本代表が、
3月30日7人制ラグビーの世界最高峰サーキット「セブンズ ワールドシリーズ 2014-2015」に
フル参戦できる権利をつかみました。やりましたね!

東京セブンズではもうひとつパッとしなかったジャパンが、
コアチームへの昇格を賭けて臨んだ香港セブンズの試合を観たかったのですが、
確かJSPORTSでも放送していませんよね。それとも見逃したのでしょうか?

関連サイトで試合の結果を見ましたが、昇格を決めたイタリアとの決勝戦は
前半で19-0と大きくリードしたのが良かったですね。
後半は7-5と接戦でしたが、最終的には26-5と大差で勝利。
これで昇格を決めたわけですが、それにも増して嬉しかったのは準決勝のロシア戦です。
東京セブンズのウェールズ戦では、敗戦濃厚の終了間際同点に追いつき
サドンデスの延長戦に持ち込んだものの勝ち切れなかった悔しさを、
このロシア戦で見事に晴らしてくれました。
前半を終えて7-14と7点差のビハインドでしたが、
後半は7-0と零封して同点に追いつき延長に持ち込みました。ここまではウェールズ戦と同じ。
ここから勝ち切れるかどうか・・・、
勝負強さが問われるところを見事にやってくれました。

そのシーンを観ていないので、ラグビーリパブリックより引用させていただきました。
(現在、某研究所で問題になっているコピペですが、お許し下さい)
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ロシアのキックオフで始まった延長戦。2分過ぎに訪れた歓喜のシーンは、相手のオフサイドから始まった。
PKをタッチへ。右ラインアウトからのアタックは、ボールが左右に動いて数次に及んだ。
そして、機を見てタテに出たのがレメキだ。タックルを受けるも、走り込んだトゥキリにつなぐ。
ゴール前に迫ったところで、倒されながらも右にパス。
それを途中出場の橋野皓介が受けて、ウィニングトライを決めた。
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ますます映像が観たくなりました。
何とかならないもんでしょうか。

category: 試合

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山口県長門市が取り組む「ラグビーのまちづくり」 

去る3月18日の笹川スポーツ財団主催のセミナー「スポーツイベントの開催とまちづくり」で、
RWC2019組織委員会 徳増事務局長の講演についてご紹介しましたが、
その後におこなわれた事業紹介の中から
山口県長門市教育委員会生涯学習スポーツ振興課 末永賀之氏が発表しました
「ラグビーのまちづくり」の概要を紹介したいと思います。

長門市は下関市の北側に位置し、人口37,000人、海と山に囲まれた自然豊かなまちで、
第一次産業(農・漁・畜)の他に食品製造(蒲鉾)や観光が主な産業だそうです。
また人口1万人あたりの焼き鳥店舗数が日本一のまちとのこと。

長門市では、昭和26年創部の県立水産高等学校が花園に8回出場、
昭和39年創部の県立大津高等学校が19回出場(ベスト4、ベスト8の成績あり)、
そして両校が平成23年に統合し県立大津緑洋高等学校となってからは、
昨年12年振りに28回目の花園出場を果たしました。
それ程大きくない長門市ですが、県内でもなぜラグビーが強いのか、
そのルーツは意外なところにありました。

第二次世界大戦終了直後、市内の仙崎港が大陸から国内に引き揚げる日本人の引揚港となり、
引揚事業に従事していたニュージーランド軍が4ヶ月間の滞日中、
息抜きの時間にラグビーをやっていたことが長門市におけるラグビーの始まりだったそうです。

平成23年の山口国体では、少年男子のラグビー競技が長門市でおこなわれました。
その会場となったのが俵山スパスタジアムで、天然芝と人工芝のグラウンドがそれぞれ1面あり、
500席の観客席を整備しています。
競技開催中(5日間)は、人口1,000人のまちに観戦者が1日あたり1,000~2,000人訪れ、
選手・役員のみの延べ宿泊者数は2,131人にもなったそうです。

長門市ではラグビーを核とする地域スポーツの推進として、
タグラグビー祭、トップアスリートによる各種教室やイベント、指導者・審判員講習会、
競技用具の充実、トップコーチの派遣などをおこなっており、
その結果としてラグビーファミリーの増大につなげようとしています。
また国体会場を活用した地域経済の活性化として、スポーツ合宿奨励金制度を立ち上げ、
国体施設を活用したスポーツ合宿の誘致促進を図っています。
ラグビーを例にとると、俵山多目的交流広場を利用し、
市内の営業宿泊施設へ2連泊以上(かつ延べ宿泊人数が30人以上)の条件を満たすと、
1人1泊あたり2,000円(ただし1団体あたり50万円が限度)が支払われるという制度です。
奨励金制度以外に長門市で合宿をする魅力として、
俵山温泉と山口県のオリジナル地どり「黒かしわ」を挙げていましたが、
練習で疲れた身体を温泉で癒し「黒かしわ」で栄養を補給するといったとこでしょうか。
ちなみに「黒かしわ」は筑波大学ラグビー部の合宿の食事でも出ているそうです。

長門市では今後、「ねんりんピックおいでませ!山口2015」のラグビーフットボール交流大会の開催実現、
RWC2019 キャンプ地の招致、2002年東京オリンピックの7人制ラグビーキャンプ地の招致を目指すとともに、
「2019年ラグビーワールドカップ普及啓発事業」に準じた放課後ラグビープログラムを実施し、
地元高校ラグビーの強化、ワールドカップやオリンピック選手の輩出も目標に、
ラグビーのまちづくりを推進していくそうです。

category: 一般

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