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気になる奴 #2 田尻稲雄 

はじめに
『気になる奴』は、ラグビー情報番組「ラグビーウィークリー」の人気コーナー『ワイルドな奴』を
ヒントにアレンジしたもので、私自身がラグビーに関わる人たちの中で気になった人について
勝手に書かせていただく記事です。(敬称を省かせていただく場合もありますので、ご了承ください)



今回の『気になる奴 #2』は、8月5日に放映された『ワイルドな奴』で紹介された
北海道バーバリアンズ創立者であり、クラブ・キャプテンである田尻稲雄さんです。

北海道バーバリアンズの名前だけは聞いたことがありましたが、
クラブの概要はもちろんクラブ・キャプテンである田尻さんのことは、実は放送を観て初めて知りました。
田尻さんとラグビーとの出会いは、高校の体育の授業だったそうで、
ラグビーを本格的にやっていたわけではないのが意外でした。
その後1975年、26歳の時に仲間5人とともにクラブを設立し、再びラグビーを始めたそうですが、
クラブ名がVomits(ボーミッツ)、日本語で嘔吐するという変わったネーミングでした。
命名の由来は、メンバーたちと酒を飲んだ翌日の練習の時、
気分が悪くなり嘔吐することから、この名前を付けたとのこと。
かなりユーモア溢れる方々のようです。

そんな彼らに転機が訪れたのは、1987年の第1回ラグビーワールドカップの観戦で
ニュージーランドに行った時でした。
観戦のみならず試合もおこなうことにしていたため、
チーム名も現在の「バーバリアンズ」に変更。
そして何よりも田尻さんたちを驚かせたのが、子供から老人までがボールを追い、
暮らしの中にラグビーが溶け込んでいる現地のラグビー文化でした。
帰国後、クラブの仕組みをつくり始め、北海道にグラウンドを持つという夢を描き、
2007年ついにその夢を実現させました。
そして現在、会員数200名を超えるビッグクラブとなり、
チームは東日本トップクラブリーグで2012シーズン優勝という素晴らしい成績を挙げています。

田尻稲雄さんは、札幌に本社置く東証一部上場企業、
株式会社メディカルシステムネットワークの代表取締役社長です。
会社は1999年設立ですから、バーバリアンズ(当時Vomits)設立から24年後、
田尻さんが50歳の時と予想できます。
設立からわずか11年で東証一部に上場、従業員数(連結)1500人、
前期末決算では548億円の売上をあげる素晴らしい企業の創立者であり社長ですから、
経営手腕はもとより組織のトップとしての見識、人柄は素晴らしいに違いありません。
テレビでは、「気さくな男」という言葉でも紹介されていましたが、
周りに対する気遣い、やさしさというものが画面を通して感じられました。

また、田尻さんが
「会社をつくる時に、ラグビーの仕組み・組織が、そのまま会社に転用できるというのが大きかった」
と語っていたのがとても印象的でした。
そして、「頭の中の7割がラグビー、3割が仕事」とも(笑)

でもこれだけの規模の会社になれば、社長としてはそれで十分だと思いますし、
逆に言えば田尻さんが信頼できる優秀な役員や部下、社員がいる証拠でもあります。


恒例の締めです。

私にとって、田尻稲雄とは・・・
夢を実現させる情熱の男であり、ぜひ一度お会いしてみたい人である


category: 気になる奴

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