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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

大学日本一だ! 

「(自分が)生まれた年に優勝して22年ぶりに優勝できて、本当に嬉しいです」

試合終了後のインタビューで明治のWTB高橋がそう語ると
観客席から「オォ~」という、妙に納得したようなどよめきが起こった。

言葉や文字で「22年ぶり」と聞いたり見たりしただけではピンとこなかった長い長い時間の経過が、
高橋の語りによって実感として湧いてきた瞬間だった。

待ちに待った明治の優勝。
本当に長かった。
明治OBとして、こんなに嬉しいことはない。

だが試合終了の瞬間は、正直なところ嬉しさよりも安堵の方が大きかった。
5点差に詰め寄られ、なお天理の猛攻が続くなか
ゴール付近にトライされればコンバージョンも決められ逆転負けという
天国から地獄への特急便が待っていたからである。

後半21分、HO武井のトライ(G成功)で、22 - 5 としたところまでは、ほぼ完璧だった。
ただ天理相手のセーフティリードは21点差超と思っていたので
このトライの流れを一気に引き寄せ、この後に中押し、
さらにダメ押しのトライを挙げて勝ち抜きたいと考えていた。

ところが、その狙いとは反対に天理がギアをトップに入れ猛攻が始まる。
後半29分、35分と立て続けに得点を許し、その差僅か5点に迫られた。

残り時間3分を残し、明治はマイボールキープの安全策をとる。
間違った戦略とは言わないが、このまま終了のホイッスルを聞いてゲームセットというのも
なんかスッキリしない気もした。

ところが、である。
明治がキープし切れず反則を犯し、天理ボールのスクラムへ。
「やってくれたか」と、思わず嘆き節。

その後は、もうハラハラドキドキである。
幸いにも天理のノックオンでノーサイドとなったが
何とか逃げ切ったという印象が拭えないのが、少し残念である。

贅沢を言ってはいけないか・・・
何はともあれ優勝したんだから。

選手たちはよくファイトしていた。
特にディフェンスが良かったので、外国人留学生の突進を止めていたのが大きかった。
最後のノックオンも、ディフェンス効果が誘発させたと言えるかもしれない。
また、今日の新聞を見ると、相手を良く研究し、対策を練って臨んでいたようで、
それも勝利をもたらした要因であろう。

これからは明治が目標にされ、研究される立場だ。
追われる立場は大変だ。
さらにこちらが進化していかないといけない。

監督、コーチ、そして選手たち皆が「前へ」進む気持ちで
来シーズン以降も頑張って欲しい。

『常勝軍団明治』、復活ののろしは上がった。

category: 明治大学ラグビー部

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