ラグビーミュージアムをつくろう KAI
ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!
ダッチロールを繰り返した挙句の果て
2015/07/27 Mon. 18:00 [edit]
まさかホントに大ドンデン返しがくるとは・・・
驚きました!
確かにスタジアム建設に莫大な費用をつぎ込むことには賛成しませんが
デザインコンペをおこなった経緯もあるし
オリンピック誘致プレゼン時の公約でもあったので
あの形を変えて本当に良いのかなと思っていましたが
IOCはそんなにこだわりを持っていなかったと聞いて拍子抜けしました。
しかし見直しの影響で、RWC2019には間に合わないことが確定してしまいました。
そもそもワールドカップの日本開催が決まった時点では別のスタジアムの予定であったとか
あんなに批判されたスタジアムではプレーする選手たちが可哀相などという意見も拝見しましたが
新国立競技場で開幕戦と決勝戦をおこなうことが決まった時に
あのフィールドでプレーすることにワクワクした選手たちもいたのではないかと思います。
ただ冒頭にも書きましたが、費用はもちろん使い勝手の面からも批判が多かったスタジアムですから
見直しは避けられなかったことでしょう。
問題はそこにいきつくまでのプロセスでしょうね。
皆さんも既に報道をご覧になっているので、ここであらためて書くことはしませんが
私が感じたことだけを少し書かせていただきます。
そもそもデザインコンペをおこなった際の総工費1300億円の根拠はどこにあったのか?
北京、ロンドンのメインスタジアムの建設費用を基に設定したのだと思いますが
その金額をはるかに上回る費用自体に問題はなかったのでしょうか?
しかもデザインコンペの段階で、施工費用が正確に算出できる訳がありません。
おそらくイメージスケッチ(とはいえ3DCGで描いているはず)しか描いていないと想像しているのですが
それではほぼほぼ正確な費用は算出できないと思います。
しかもハディド氏側が算出したとしたら、よけいあてになりません。
日本在住でもない人では日本のゼネコンの建築費の感覚が分からない気がするからです。
日本のゼネコン業界に精通した日本人スタッフがいれば、そうとは言い切れませんが・・・
そして、自らの提案が採択されるために、目立ったデザインをするのは当たり前です。
そこには条件として提示されて予算を順守する気持ちは、あまり無いのでは?
コンペの審査委員の中には、コストがオーバーすることを懸念する人もいましたが
オリンピック招致の切り札のひとつとして際立ったデザインの作品をJSCが採択したのだと思います。
このスタート時点から間違っていましたね。
そしてオリンピック招致が決まり、
それじゃそろそろ設計作業に入ろうかという段階で、
ハディド氏側ではなく日本側の誰かが概算を出してみたら
2倍以上の3000億円かかると分かり大慌てになり
規模の見直しをおこない1625億円になったそうですが
この数字の算出を誰がおこなったのかが気になります。
この規模縮小案といっても、どの程度図面化されていたのか分かりませんが
施工業者が積算したら3000億円超の見積になったとのことです。
きちんと積算できるだけの図面になっていたのでしょうか?
そして次は2520億円の見直し案。
この金額も何を基に誰がはじいた数字なんでしょうか?
この一連の流れに、建築の設計・施工のプロが介在していたとは思えないのです。
せめて詳細な実施設計図がなければそこそこ正しい費用の算出できません。
基本設計レベルではどうしても概算止まりでしかないはずです。
デザインコンペのスタート時点から過ちを犯していたのであり
その後の検討に建築設計・施工の専門家が不在だったのが(想像ですけど)
こうした二転三転を生む要因だったと感じました。
舛添知事が「朝令暮改はやるな!」と発言しましたが、あれはよく理解できました。
果たして、今度はどんな新国立競技場になるのか?
驚きました!
確かにスタジアム建設に莫大な費用をつぎ込むことには賛成しませんが
デザインコンペをおこなった経緯もあるし
オリンピック誘致プレゼン時の公約でもあったので
あの形を変えて本当に良いのかなと思っていましたが
IOCはそんなにこだわりを持っていなかったと聞いて拍子抜けしました。
しかし見直しの影響で、RWC2019には間に合わないことが確定してしまいました。
そもそもワールドカップの日本開催が決まった時点では別のスタジアムの予定であったとか
あんなに批判されたスタジアムではプレーする選手たちが可哀相などという意見も拝見しましたが
新国立競技場で開幕戦と決勝戦をおこなうことが決まった時に
あのフィールドでプレーすることにワクワクした選手たちもいたのではないかと思います。
ただ冒頭にも書きましたが、費用はもちろん使い勝手の面からも批判が多かったスタジアムですから
見直しは避けられなかったことでしょう。
問題はそこにいきつくまでのプロセスでしょうね。
皆さんも既に報道をご覧になっているので、ここであらためて書くことはしませんが
私が感じたことだけを少し書かせていただきます。
そもそもデザインコンペをおこなった際の総工費1300億円の根拠はどこにあったのか?
北京、ロンドンのメインスタジアムの建設費用を基に設定したのだと思いますが
その金額をはるかに上回る費用自体に問題はなかったのでしょうか?
しかもデザインコンペの段階で、施工費用が正確に算出できる訳がありません。
おそらくイメージスケッチ(とはいえ3DCGで描いているはず)しか描いていないと想像しているのですが
それではほぼほぼ正確な費用は算出できないと思います。
しかもハディド氏側が算出したとしたら、よけいあてになりません。
日本在住でもない人では日本のゼネコンの建築費の感覚が分からない気がするからです。
日本のゼネコン業界に精通した日本人スタッフがいれば、そうとは言い切れませんが・・・
そして、自らの提案が採択されるために、目立ったデザインをするのは当たり前です。
そこには条件として提示されて予算を順守する気持ちは、あまり無いのでは?
コンペの審査委員の中には、コストがオーバーすることを懸念する人もいましたが
オリンピック招致の切り札のひとつとして際立ったデザインの作品をJSCが採択したのだと思います。
このスタート時点から間違っていましたね。
そしてオリンピック招致が決まり、
それじゃそろそろ設計作業に入ろうかという段階で、
ハディド氏側ではなく日本側の誰かが概算を出してみたら
2倍以上の3000億円かかると分かり大慌てになり
規模の見直しをおこない1625億円になったそうですが
この数字の算出を誰がおこなったのかが気になります。
この規模縮小案といっても、どの程度図面化されていたのか分かりませんが
施工業者が積算したら3000億円超の見積になったとのことです。
きちんと積算できるだけの図面になっていたのでしょうか?
そして次は2520億円の見直し案。
この金額も何を基に誰がはじいた数字なんでしょうか?
この一連の流れに、建築の設計・施工のプロが介在していたとは思えないのです。
せめて詳細な実施設計図がなければそこそこ正しい費用の算出できません。
基本設計レベルではどうしても概算止まりでしかないはずです。
デザインコンペのスタート時点から過ちを犯していたのであり
その後の検討に建築設計・施工の専門家が不在だったのが(想像ですけど)
こうした二転三転を生む要因だったと感じました。
舛添知事が「朝令暮改はやるな!」と発言しましたが、あれはよく理解できました。
果たして、今度はどんな新国立競技場になるのか?
category: 一般
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