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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

嗚呼、ラグビーよ ② 

さて、引き続き思いつくままに書いてみます。
一番肝心の入場者数を増やすための方法ですが、どうしたら良いのか考えてみたいと思います。

まずは何と言ってもラグビーというスポーツに興味を持ってもらわなければどうしようもありません。
興味を持ってもらうためには知ってもらうこと(認知・理解)が必要ですが、
さすがにラグビーという名前自体を知らない人=ラグビーというスポーツの存在自体を知らない人は、
中学生以上であればまずいないと言ってよいでしょう。
ただ、どんなスポーツなのかとか、何人でやるのか、どうしたら得点になるのか、
などを知らない人はかなり多く存在するはずで、
こういう人たちに対してどうやって認知してもらい興味を抱かせるかが、最初のポイントだと思います。

ここで大きな力を発揮するのがマスコミの力です。
いかに多くのマスメディアにたくさん取り上げてもらえるか、これはかなり重要です。
昨年7月東京でおこなわれたラグビーワールドカップ2019 ワークショップにおいても
多くの方から同じ意見が出ていましたね。
メディアの中でもテレビ放送の影響が一番大きいと思うのですが、現在では地上波での放映は少なく、
ほとんどがBSデジタルのJSPORTSでのオンエアです。
それでもCSからBSにチャンネルが移行して一般の方々にも多少は見やすくなった感はありますが、
JSPORTSは有料チャンネルですから、毎月お金を払ってまでラグビーを観ようと思う人が
果たしてどれだけいるのか?
既にラグビーが好きな人にとっては魅力的なチャンネルではあっても、
まだラグビーに興味が無い人たちにとってはその視聴料は大きな足かせでしかありません。

かつて高校ラグビー全国大会(花園)はTBSで放映していたと記憶していますが、
今では深夜のハイライトと準決勝、決勝の生中継だけでしたっけ?
いずれにしても春・夏の甲子園や全国高校サッカーほど充実した放送内容ではないはずです。
テレビ局側も視聴率が取れなければ、放送枠を減らしたり無くしたりせざるを得ない訳ですから、
ラグビーがますますマスコミで取り上げられなくなり、認知度が更に下がるという悪循環に陥っていくだけです。

あの「スクール・ウォーズ」のようなドラマがまた生まれるとラグビー人気に火がつく可能性もありますが、
そんなドラマが放映される兆しはまったくありません。
「スクール・ウォーズ」が放映されていた当時あのドラマの影響はもの凄かったようで、
ラグビーを始める中・高校生がかなり増えたと聞いています。
元日本代表でRWC2019アンバサダーのひとり松田努さんもあのドラマの影響を受けたと本人から聞きました。
今年5月に大阪へ仕事で行った際、東大阪市のラグビーワールドカップ招致室をアポなしで訪ねてきましたが、
その時お会いした室次長のHさんも「スクール・ウォーズ」に影響を受けてラグビーを始め、
同世代では同じような人が沢山いたと仰っていました。
私もあのドラマには大変感動しましたが、ラグビーを始めるには既に年をとり過ぎていました。
あの時10~15歳若ければラグビーを始めていたかもしれませんし、今頃は元日本代表だと威張っていたかも?
いや、ありえません(笑)

今開催中のサッカーワールドカップは、NHKが全試合放映しているようですね。
試合の中継以外にも、ハイライト(民法も含めて)も放送しています。
果たして来年のラグビーワールドカップで、地上波がこれだけ取り上げてくれるでしょうか。
残念ながらあり得ないでしょうね(悲)。
日本代表の試合だけは地上波でも放送するでしょうが、
深夜枠(もともと時差の関係で必然的にそうかもしれませんが)での放送のみということになりそうです。
となるとなかなか多くの人の目には触れにくいですから、結局認知のチャンスも減ってしまうということになります。

そういえば、BS朝日「ラグビーウィークリー」の番組内で
ラグビーを題材とした『ALL OUT!!』という漫画が紹介されていましたが、まだ連載されているのでしょうか? 
私は読んだことがありませんが、面白くて人気はあるのでしょうか? 
あまりその漫画の話題を目にすることがありませんから、それほどブームになっている様子ではないようです。
また現代においては昔ほど漫画雑誌というメディアが大きな影響力を持っていないことも
人気が出にくい一因かもしれません。

やはり映像表現を主体としたテレビで取り上げてくれるのが、
ラグビーをアピールし、興味を引きつけるのに一番効果が高いと思いますが、
例えばスポーツニュースやドキュメンタリー、ドラマ、バラエティなど、
どのような切り口でどう表現するか(見せるか)が重要なポイントになります。

1972年ミュンヘンオリンピックに臨む日本男子バレーボールチームを題材にしたアニメ(一部実写も含む)
『ミュンヘンへの道』という作品がありましたが、私も夢中で観ていましたし、結構人気があったと記憶しています。
見事に金メダルを獲得したこともありますが、かなり男子バレーボールの人気に貢献したはずです。

ただいずれにしても、まずは番組企画あり。
そしてその企画で視聴率が取れる内容かという問題をクリアできないと
スポンサーは付かないし番組として局の編成部からOKがでないでしょう。

続く

category: 思うこと・感じること

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