ラグビーミュージアムをつくろう KAI
ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!
秩父宮記念スポーツ博物館
2013/05/25 Sat. 18:01 [edit]
前回に続いて真田町に提出した企画書の内容を書く予定でしたが
「秩父宮記念スポーツ博物館」を見学してきましたので
簡単にご紹介したいと思います。
この博物館は、昭和天皇の弟君で「スポーツの宮様」として親しまれた秩父宮雍仁親王殿下の
わが国スポーツ界に対するご功績を記念するため、
昭和34年に開設された日本で唯一の総合スポーツ博物館で(以上パンフレットより抜粋)
千駄ヶ谷の国立競技場のスタンド下にあります。

国立競技場といえば、1964年東京オリンピックのメイン会場であり、
12月の早明戦や1月2日の大学選手権準決勝でお馴染みのスタジアムですが、
2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック(決まれば)に向けて、
新しい競技場に生まれ変わる予定です。
館内は特定のスポーツや競技をとりあげた展示ではなく、
日本のスポーツの歴史を一望できる内容になっており、
主な展示構成は以下の通りです。
(パンフレットより抜粋)
① エントランス 東京オリンピックのポスターや秩父宮殿下が実際に使用されたボート
② オリンピックコーナー
③ 日本における近代スポーツの発展(明治~現代)
④ 国立競技場の前身「明治神宮外苑競技場」で開催された競技大会の資料
⑤ 秩父宮殿下にゆかりのある資料を展示する「御遺品室」
⑥ 日本の伝統スポーツ
⑦ 冬のスポーツ
事前の団体予約で申し込んでいたため、日本スポーツ振興センターの伊藤様に
各コーナーの見どころを解説してもらいました。
おかげでとても分かりやすく、そして楽しく見ることができました。

中でも興味深かったのが、かつて国立競技場の地下には通路があって、
東京オリンピックの時に競技場の外でウォーミングアップしていた選手たちが、
トラック競技のスタート地点に行く際の近道として利用していたという逸話です。
地下通路というのは、メインスタンドからフィールドを見た場合、
右上から左下に通り抜ける一直線の通路で、設計図上にも「UNDER-PASSAGE」として記されています。
もしかしたら見学できるのかと期待しましたが、残念ながら今はもう存在していないそうです。
その他にも、なぜかハワイでオークションにかけられていた
秩父宮殿下ゆかりのトロフィーが日本に戻ってきた話や、
東京オリンピック公式ポスターの撮影秘話など、面白いエピソードが満載でした。

ラグビー関連では、1975年のウェールズ代表来日の告知ポスター、
オールブラックスと日本代表のユニフォームやサインボールなどが展示されています。



現在の展示品の数だけでもおよそ1万点あり、まだ6万点の資料が収蔵庫に眠っているそうです。
新国立競技場の建設に伴い博物館もリニューアルする予定だそうで、
完成した暁には展示室も大きくなってもっとたくさんの貴重な資料を
目にすることができるのではないでしょうか。

博物館の見学後は、国立競技場のスタンドへ移動しました。
きれいなスタジアムが一望できますが、
国立競技場のトラックは8レーンしかないことが分かります。
ところが現在の陸上競技の世界大会では9コースが標準なので、
このままではオリンピックや世界陸上などを開催することができないそうです。
しかし今の国立競技場ではもう1コース増やせるスペースがとれない為、
新しく建設することになったとのことでした。

<スタジアムから新宿方面を望む>
「秩父宮記念スポーツ博物館」を見学してきましたので
簡単にご紹介したいと思います。
この博物館は、昭和天皇の弟君で「スポーツの宮様」として親しまれた秩父宮雍仁親王殿下の
わが国スポーツ界に対するご功績を記念するため、
昭和34年に開設された日本で唯一の総合スポーツ博物館で(以上パンフレットより抜粋)
千駄ヶ谷の国立競技場のスタンド下にあります。

国立競技場といえば、1964年東京オリンピックのメイン会場であり、
12月の早明戦や1月2日の大学選手権準決勝でお馴染みのスタジアムですが、
2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック(決まれば)に向けて、
新しい競技場に生まれ変わる予定です。
館内は特定のスポーツや競技をとりあげた展示ではなく、
日本のスポーツの歴史を一望できる内容になっており、
主な展示構成は以下の通りです。
(パンフレットより抜粋)
① エントランス 東京オリンピックのポスターや秩父宮殿下が実際に使用されたボート
② オリンピックコーナー
③ 日本における近代スポーツの発展(明治~現代)
④ 国立競技場の前身「明治神宮外苑競技場」で開催された競技大会の資料
⑤ 秩父宮殿下にゆかりのある資料を展示する「御遺品室」
⑥ 日本の伝統スポーツ
⑦ 冬のスポーツ
事前の団体予約で申し込んでいたため、日本スポーツ振興センターの伊藤様に
各コーナーの見どころを解説してもらいました。
おかげでとても分かりやすく、そして楽しく見ることができました。

中でも興味深かったのが、かつて国立競技場の地下には通路があって、
東京オリンピックの時に競技場の外でウォーミングアップしていた選手たちが、
トラック競技のスタート地点に行く際の近道として利用していたという逸話です。
地下通路というのは、メインスタンドからフィールドを見た場合、
右上から左下に通り抜ける一直線の通路で、設計図上にも「UNDER-PASSAGE」として記されています。
もしかしたら見学できるのかと期待しましたが、残念ながら今はもう存在していないそうです。
その他にも、なぜかハワイでオークションにかけられていた
秩父宮殿下ゆかりのトロフィーが日本に戻ってきた話や、
東京オリンピック公式ポスターの撮影秘話など、面白いエピソードが満載でした。

ラグビー関連では、1975年のウェールズ代表来日の告知ポスター、
オールブラックスと日本代表のユニフォームやサインボールなどが展示されています。



現在の展示品の数だけでもおよそ1万点あり、まだ6万点の資料が収蔵庫に眠っているそうです。
新国立競技場の建設に伴い博物館もリニューアルする予定だそうで、
完成した暁には展示室も大きくなってもっとたくさんの貴重な資料を
目にすることができるのではないでしょうか。

博物館の見学後は、国立競技場のスタンドへ移動しました。
きれいなスタジアムが一望できますが、
国立競技場のトラックは8レーンしかないことが分かります。
ところが現在の陸上競技の世界大会では9コースが標準なので、
このままではオリンピックや世界陸上などを開催することができないそうです。
しかし今の国立競技場ではもう1コース増やせるスペースがとれない為、
新しく建設することになったとのことでした。

<スタジアムから新宿方面を望む>
category: ミュージアム関連
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