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ラグビーミュージアムをつくろう KAI

ジャパンラグビーのアーカイブとラグビーの魅力を伝えるミュージアムをつくりたい!

第40回みなとスポーツフォーラム 

2月24日は「みなとスポーツフォーラム」に参加してきましたが、
今回は『スポーツボランティアとしての携わり方』をテーマに
二宮雅也氏(日本スポーツボランティアネットワーク 講師、文教大学 専任講師)の講演でした。
以下に要約します。

ボランティアとはラテン語のVoluntariusが語源でVolunt(意欲)+ Arius(傾向)が組み合わさったもので、
「無償性、社会性」といった意味は含まず「自発性」という意味のみで、
スポーツと共通することは自らの意思において活動するということ、
そしてスポーツボランティアとは選手や観客と一体となってスポーツをつくりあげる一員、
ゲームズメーカーであるとのこと。

全国でさまざまなスポーツボランティアが活動していますが、
中には北海道マラソンにおける「北海道ハイタッチ普及協会」や、
コンサドーレ札幌のグラウンドの草むしりや芝の手入れをおこなう「すいか隊」という
ユニークなボランティアもあるそうです。

先日の東京マラソンにも1万人のボランティアが参加しましたが、フルマラソン大会を今後初開催する都市が多く、
これらは地域活性化を目的としているとのこと。
すなわちこれらの大会にボランティアとして参加する人たちが、友人を連れて行ったり、
大会終了後に友人と一緒にその地域を観光して回り食事をしたりお土産を買ったりするなどの行動が
ボランティアツーリズムとして定着しつつあるそうです。

その他、視覚障害者のマラソンランナーに伴走したり、
「ブラインドゴルフ」といって視覚障害者の目の代わりになってプレーをサポートするようなボランティアの存在も。

スポーツボランティアにとって一番の喜びは、全力でプレーした選手からの「感謝」の言葉であり、
周囲から存在を「レコグニクション(認められる)」ということです。
しかし最近ではボランティアの人たちが選手をサポートすることに「喜び」や「生きがい」を感じ、
選手たちに感謝することも多くなっているそうです。
こうした環境をスポーツをする人、見る人、支える人の間でお互いに構築できるかが鍵で、
このことがスポーツボランティア文化への醸成へつながるということでした。

次回3月27日のみなとスポーツフォーラムは、ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズさんが登場です。

category: 一般

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